2012年10月17日水曜日

=== 平成23年春 問53 ===


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問53

ウォータフォール型のソフトウェア開発において,運用テストで発見された誤りの修復に要するコストに関する記述のうち,適切なものはどれか。

ア 外部設計の誤りは,プログラムだけでなく,マニュアルなどにも影響を与えるので,コーディングの誤りに比べて修復コストは高い。

イ コーディングの誤りは,修復のための作業範囲がその後の全工程に及ぶので,要求定義の誤りに比べて修復コストは高い。

ウ テストケースの誤りは,テストケースの修正とテストのやり直しだけでは済まないので,外部設計の誤りに比べて修復コストは高い。

エ 内部設計の誤りは,設計レビューによってほとんど除去できるので,もし発見されでも,コーディングの誤りに比べて修復コストは安い。



解説

ウォータフォール型のソフトウェア開発とは、開発にあたって、分析、設計、実装、テスト、運用の順に作業を行い、各工程ごとに、前の工程への後戻りが起きないようにチェックを行う。工程ごとに順に行っていくというのが特徴。
この場合上流段階での誤りほど修復コストは高い。
そのため、アが正解。





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