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問9
主記憶のデータを図のように参照するアドレス指定方式はどれか。ア 間接アドレス指定 イ 指標アドレス指定
ウ 相対アドレス指定 エ 直接アドレス指定
解説
コンピュータに対する命令語は、・命令の種類(たとえば、データをレジスタに移動するとか、足し算をするとか)と
・アドレス部(命令の処理対象となるデータを示す)とに分けられる。
この時、アドレス部に直接データのアドレスを書くだけでなく、下のようないろいろな指定方式がある。
また、どの指定方式が使われるかは、命令の種類により決まる。
必要がなければ、アドレス部のない命令もある。
アドレス部に記述されているデータから計算された実際に操作の対象となるデータが格納されているアドレスのことを実効アドレスという。
■即値アドレス指定方式
アドレス部の値がアドレスではなく、データそのものである。
■直接アドレス指定方式
アドレス部の値が、データが格納されているアドレスを表す。
この場合、常に同一のアドレスにロードされるプログラムにしか使えない。
■間接アドレス指定方式
アドレス部に記述されているアドレスの中にデータではなく、実効アドレスが書かれている。
■相対アドレス指定方式
アドレス部の値と、命令そのもののアドレス(プログラムカウンタ)を加算したものが実効アドレスとなる。
■インデックスアドレス指定方式(指標アドレス指定方式)
アドレス部の値にインデックスレジスタの値を加えたものが実効アドレスとなる。
■ベースアドレス指定方式(基底アドレス指定方式)
ベースレジスタに基準となるアドレスを入れておき、アドレス部の値にベースレジスタの値を足したものが実効アドレスとなる。
■レジスタアドレス指定方式
実効アドレスを保持するレジスタの番号をアドレス部で指定する方式。
これらのことから、問題の図はアの間接アドレス指定である。
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