平成23年秋目次 前の問題 次の問題
問41
メッセージ認証符号におけるメッセージダイジェストの利用目的はどれか。ア メッセージが改ざんされていないことを確認する。
イ メッセージの暗号化方式を確認する。
ウ メッセージの概要を確認する。
エ メッセージの秘匿性を確保する。
解説
メッセージが改ざんされていないことと、なりすましていないことを確認できる技術がメッセージ認証符号と呼ばれる。 送信者は、元データから、ハッシュ関数と、共通かぎを使ってメッセージ認証符号をつくり、元データと、作成したメッセージ認証符号を送信する。受信者は、受け取った元データから送信者と同じハッシュ関数と共通かぎを使って、メッセージ認証符号を作り、受信したメッセージ認証符号と、自分が作成したメッセージ認証符号を比較し、同じなら元データが改ざんされていないことと、自分が使っている共通かぎと同じ鍵を持っていた相手(正しい送信者)が送信してきたものであることがわかる。
また、メッセージダイジェストは、元データからハッシュ関数を使って作ったハッシュ値のことであり、メッセージ認証符号は、この問題では同じと考えてもよいと思う。
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