2012年4月1日日曜日

=== 平成23年秋 問17 ===


平成23年秋目次  前の問題  次の問題

問17

信頼性設計におけるフェールソフトの例として,適切なものはどれか。


ア アプリケーションを間違って終了してもデータを失わないように,アプリケーション側の機能で編集中のデータのコピーを常に記 憶媒体に保存する。

イ 一部機能の障害によってシステムが停止しないよう,ハードウェアやソフトウェアを十分に検証し,信頼性の高いものだけでシス テムを構成する。

ウ クラスタ構成のシステムにおいて,あるサーバが動作しなくなった場合でも,他のサーバでアプリケーションを引き継いで機能を 提供する。

エ 電子メールでの返信が必要とされる受付システムの入力画面で,メールアドレスの入力フィールドを二つ設けて,同ーかどうかを チェックする。




解説

信頼性の高いシステムを構築するため、障害が起きてもその影響を最小限に抑えるための仕組みとして、次のような3つの考え方がある。

■フェールセーフ
障害が起きた時、常に安全側に制御する仕組み。

■フェールソフト
障害発生時いくつかの機能を犠牲にしても、主機能を停止させない仕組み。

■フールプルーフ
人間のミスがシステムに影響を与えないようにする仕組み。

また、障害自体を最小限に抑えるための仕組みをフォールトアボイダンスという。

ア フールプルーフの例
イ フォールトアボイダンスの例
ウ フェールソフトの例
エ フールプルーフの例



0 件のコメント:

コメントを投稿