2012年7月9日月曜日

=== 平成24年春 問29 ===


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問29

関係データベース管理システム(RDBMS)におけるビューに関する記述のうち,適切なものはどれか。

ア ビューとは,名前を付けた導出表のことである。
イ ビューに対して,ビューを定義することはできない。
ウ ビューの定義を行ってから,必要があれば,その基底表を定義する。
エ ビューは一つの基底表に対して一つだけ定義できる。



解説

ビューとは、よく実行するSELECT文などに名前をつけ、あたかも、そのような表が存在するかのように使えるもの。

ア 正解
イ ビューから新たにビューを作ることができる
ウ 基底表を定義してからビューを作成する必要がある
エ 1つの基底表に対していくつでもビューを定義することができる





=== 平成24年春 問28 ===


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問28

E-R図に関する記述として,適切なものはどれか。

ア 関係データベースの表として実装することを前提に作成する。
イ 業務で扱う情報をエンティティ及びエンティテイ間のリレーションシップとして表現する。
ウ データの生成から消滅に至るデータ操作を表現できる。
エ リレーションシップは,業務上の手順を表現する。



解説

E-R図はデータベースを設計する際などに作成され、実体(entity)と属性(atribute)、実体間の関連(relation)の3つの構成要素で表現する。
正解はイとなる。





=== 平成24年春 問27 ===


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問27

3次元コンピュータグラフィクスに関する記述のうち,ポリゴンの説明はどれか。

ア ある物体Aを含む映像aから他の形状の異なる物体Bを含む映像bへ,滑らかに変化する映像
イ コンピュータ内部に記録されているモデルを,ディスプレイに描画できるように2次元化した映像
ウ 閉じた立体となる多面体を構成したり,2次曲面や自由曲面を近似するのに用いられたりする基本的な要素
エ モデリングされた物体の表面に貼り付ける柄や模様などの画像



解説

ポリゴンとは、立体を表現するために用いられる平面のこと。
立体図形を扱うときには、立体の表面を微小なポリゴンに分割して、数値データ化をする。

ア モーフィングの説明
イ レンダリングの説明
ウ 正解
エ テクスチャの説明





=== 平成24年春 問26 ===


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問26

60分の音声信号(モノラル)を,標本化周波数44.1kHz,量子化ビット数16ビットのPCM方式でディジタル化した場合,データ量はおよそ何Mバイトか。ここで,データの圧縮は行わないものとする。

ア 80    イ 160    ウ 320    エ 640



解説

標本化周波数44.1kHzとは、1秒間に約44.1k回データをとることであり、
量子化ビット数16ビットとは、1回あたりのデータは、16ビット=2バイトであるということである。
60分=3600秒のデータ量は次のとおりとなる
2バイト×44.1k回×3600秒=317520kバイト≒320Mバイト





2012年7月8日日曜日

=== 平成24年春 問25 ===


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問25

7セグメントLED点灯回路で,出力ポートに16進数で6Dを出力したときの表示状態はどれか。ここで,P7を最上位ビット(MSB),P0を最下位ビット(LSB)とし,ポート出力が1のとき,LEDは点灯する。




解説

6D は2進数に変換すると 0110 1101 となる
このことから、1が出力されるのは、P0,P2,P3,P5,P6であり、
これは、a,c,d,f,gが1となり、対応するLEDが光ることになるので、ウが正解。





=== 平成24年春 問24 ===


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問24

シェルのリダイレクト機能による実現の可否に関する記述のうち,適切なものはどれか。

ア 標準出力をファイルに切り替えることはできないが,標準入力をファイルに切り替えることはできる。

イ 標準出力をファイルに追加することはできないが,標準入力と標単出力をファイルに切り替えることはできる。

ウ 標準入力と標準出力をファイルに切り替えることができ,標準出力をファイルに追加することもできる。

エ 標準入力をファイルに切り替えることはできないが,標準出力をファイルに切り替えることはできる。




解説

シェルとはユーザからの操作をカーネル(OSの中核)に伝えるもの。
コマンドは、普通、キーボード(標準入力)からデータを入力し、ディスプレイ(標準出力)に出力する。
この入出力をファイルなどに切り替えることができ、それをリダイレクトという。

たとえば、次のようにコマンドを入力すると、コマンドの中で、キーボードからデータを入力するところを、ファイルにデータを書き込んでおき、そこから入力することになる。

   コマンド<ファイル名


また、ディスプレイに結果を出力するコマンドを次のように入力すると、出力結果がディスプレイではなく、ファイルに書き込まれることになる。

   コマンド>ファイル名


次のようにすれば、ファイルの末尾に追加されることになる。

   コマンド>>ファイル名


そのため、正解はウとなる。
 




=== 平成24年春 問23 ===


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問23

様々なサイズのメモリ資源を使用するリアルタイムシステムのメモリプール管理において,可変長方式と比べた場合の固定長方式の特徴として,適切なものはどれか。

ア メモリ効率が良く,獲得及び返却の処理速度は遅く一定である。
イ メモリ効率が良く,獲得及び返却の処理速度は遅く不定である。
ウ メモリ効率が悪く,獲得及び返却の処理速度は速く一定である。
エ メモリ効率が悪く,獲得及び返却の処理速度は速く不定である。



解説

固定長方式では、必要なメモリが短くても、長くても同じサイズが必要になるため、メモリ効率は悪い。
逆に可変長方式はメモリ効率がよい。
しかし、処理速度は、固定長の場合、一定で早い。